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衣替えシーズン到来!いつもスッキリ!家族みんなの衣類収納術

晴れた日には気持よく半袖で過ごせても、少し冷えた雨の日などは、まだ肌寒くて上着が欲しくなります。季節の変わり目には、多くの種類の衣服が散らかってしまいがちです。

まとめて衣替えをして、キレイに片付いたお部屋を目指すぞ!と最初は張り切ってみても、長続きしないというご家庭も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ずっとキレイがキープできる「衣類整理!大事な基本と4つのポイント」を、収納整理アドバイザーの冨安嘉織さんに教えていただきました。

いちばん大事なことは、家族みんなが自発的に動けるしくみを作ること!

整理収納アドバイザーの富安さんによると、よくある失敗は、「奥さんだけががんばってしまうこと」だそうです。家族が協力してくれなければ、結局みんなにストレスが溜まってしまう……。せっかく気持ちよく暮らすために整理整頓をしようと思ったのに、そんなことになっては本末転倒です。

そこで、整理整頓のしくみやルールを考える際に、一番大切な“基本のキ”は、家族みんなが自発的に動けるしくみにすること! 家族みんなの意見を聞きながら、それぞれの人が守りやすく、使いやすいルールを作ることが、いつまでもキレイな家を保つコツです。

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Point.1:なぜこれはここか? 配置の理由 を明確に!

普通、衣類は、押入れ、クローゼット、タンス、など、複数の場所(部屋)にわけて収納されますね。その際、どの場所(部屋)にどの衣類をしまうのかについて、適当に決めていませんか? でも、これはNGです。「ここにはこのアイテムを置く。なぜなら……」という明確な理由がなければ、他の場所に置いてもかまわない、ということになり、散らかる原因になります。どこになにを置くのかは、なるべく明確な理由をもって決めましょう。

使う場面に応じて収納場所を決める

夫がゴルフ好きで、ゴルフに行く前の日は、どんなウェアを着ていくか、ファッションショーのように着替えながら、2人で考えます。そのため、ゴルフウェアは、夫の部屋ではなく、寝室の押入れにしまっています

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洗面所(脱衣所)にタオルなどをしまっておける収納場所がありますが、普段使う夫の下着(Tシャツ、パンツ)は、ここにまとめています。夫は仕事から帰ってきて、すぐお風呂に入るので、これが一番楽だということで、決めました

使う人の体格に応じて収納場所を決める

押入れの衣装ケースは4段あります。夫が試してみて、一番出し入れしやすいかった上から2段めに、種類の多いトップスを入れています。ボトムスはトップスほど数がないので、次に使いやすい、上から3段目にしています

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仕事部屋のクローゼットですが、私の普段着と、夫の普段着もここに収納しています。それぞれの身長にあわせて、上着を掛けるポールの高さを調整しています
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Point.2:必要なものがすぐ見つかる! 衣類のまとめ方の基本

収納で大切なのは「迷子」を作らないこと。つまり「あれ、どこいった?」と探すことのないように、なにがどこにあるかわかるようにしておくといことですね。

すべてが「見える化」された収納が基本

迷子を作らないためには、アイテムが「見える化」されていることが大切です。見える化のためには「重ねて収納」は厳禁。原則的に、必ず縦に並べるようにしましょう。
縦に入れる際、キレイに見えるためには折り曲がっている面を上(見える方)にして、布地の端が見えないようにしましょう。ぐっと整理された印象になります

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ただし、例外もあります。たとえば、Tシャツの場合、首元の形に丸首やVネックなどの種類があるので、その部分を見える方にしておき、選びやすいようにしています

1つの場所には1種類のアイテム

迷子を作らないために、もう1つ大切なことは「1つの場所には1つのアイテム」という原則を守ることです。
押入れ用のボックスなど奥行きが深いものは、複数アイテムを入れても構いません。その場合は、箱やブックエンドなどでスペースを分割し、それぞれのスペースに1アイテムとします

あえて異なるアイテムを1箇所にまとめるのも手

いくつもの引き出しを開けて衣服を取り出すのが面倒な方、あるいは、お子さんが、引き出しや戸を開けっ放しにしてしまう、といった場合は、「同時に使う複数のアイテムを1箇所にまとめる」という応用技もあります。
下着、Tシャツ、ソックス、ハンカチなどを1箇所にまとめておき、ここだけ開けばすぐに身支度が整えられるようにしてあります。ここではシューズの空き箱でスペースを分けています。
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Point.3:衣替えは 少しずつ

衣替えは一度にまとめてやろうとするのではなく、少しずつ入れ替えていく方が合理的です。衣装ケースの手前にオンシーズンのものをしまい、奥にややオフシーズンになりかけているものをしまう、といった具合に進めていきましょう。
たとえば初夏のボトムスを収納するなら、手前に薄手パンツ、奥に厚手パンツ、を入れます。そして真夏になったら、完全にオフシーズンになる厚手パンツは、別の場所に移し、手前にショートパンツを入れ、奥に薄手の長パンツ、などとし、少しずつ入れ替えていきます
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Point.4:完璧を目指してはダメ!逃げ場 を作っておきましょう

整理整頓を長く続けるコツは、完璧にしようとしないことです。そのためには、多少は手を抜ける「逃げ場」と作っておくことも大切です。
日常的によく使う2〜3のアイテムは、収納箱にしまわず、気軽に放り込めるカゴなどに入れるのも1つの方法です。
 
小物類をちょっと置く場所も、カゴなどで作っておきましょう。どこかに置いたけど、どこに置いたか忘れてしまったという「迷子」の予防にもなります

これはおすすめ!収納アイテムワンポイントアドバイス

収納ボックス

  • 一般的な衣装ケースの深さは、18センチ前後、24センチ前後、30センチ前後の、3種類が用意されていますが、衣類を重ねずに折りたたんで縦に入れると、高さはあまりとりません。そのため、深すぎる収納ボックスは無駄になります」
  • トップスを入れるのであれば、一番浅い18センチのもので十分です。また衣装ケースは後から買い足すことを考えて、なるべく定番商品であることを重視して選びましょう
  • 高いところへの収納は、必ず布などの軽くて柔らかい素材で出来た収納ボックスを使いましょう。落としてぶつける危険を防げます

ハンガー

  • 壊れたりすることのないハンガーは、少しお金をかけても良い物を揃えましょう。ジャケットには型崩れをしない幅のあるタイプを、シャツなどには細いタイプを使い分けます。
  • 細いタイプでは、滑り落ちない「マワハンガー」などがよいでしょう
  • パンツやスカートを吊るすピンチハンガーは、ピンチの部分が可動のものを。ここが固定されていると使いにくいです

まとめ:スタートは“苦手な人のレベルにあわせて”

家族みんなが同じ気持ちで整理整頓に取り組めればいいのですが、実際には難しいことが多いようです。そこで、スタートするときは、整理整頓が一番苦手な人にあわせてあげましょう。できるところからはじめて、徐々にレベルアップしていけばいいのです。整理整頓の目的は、家族みんなが気持ちよく暮らすことなのを忘れずに!

講師紹介

「ゆとりクリエイト」代表
整理収納アドバイザー
冨安嘉織さん

http://www.yutoricreate.com/

整理収納アドバイザー 冨安嘉織さん
次号予告:夏に向けた美肌レシピ