夜空にロマンを見つけよう 星空観察入門

空気が澄んで夜空の星が綺麗に見える季節になりました。
また、11月、12月には、流れ星がたくさん出現する「流星群」も見られます。
夜空を見上げて、星座に思いを馳せる
ロマンチックな夜を過ごしてみてはいかがでしょうか?

PLANE LIFE 日常+アルファのKaica的ライフスタイルを提唱

冬は星が綺麗に見える季節冬は星が綺麗に見える季節

これから始まる晩秋そして冬は、星がとても綺麗に見える季節です。その理由は、大気が乾燥して空気が澄んでいること、そして冬の星空には明るい星が多いためです。
折角なので、寒さに気をつけつつ外に出て、少し星空を見上げる時間を作ってみてはいかがでしょうか?何千、何万年も前から輝いていた星々の時間を思うと、ゆったりした気持ちになれるかもしれません。

星空観察のコツ星空観察のコツ

キャンプなどの際に、自然の中で夜空を見上げて、星空の綺麗さや星の多さにびっくりしたことがあるかもしれません。都会でも自然の中でも空の星の数自体は変わりませんが、夜に人工の光が多いと暗い星が見えにくくなってしまうのです。しかしちょっとした工夫をすれば、都会暮らしでも星空観察を楽しめます。
  • POINT1

    まずはタイミング。
     月明かりが少ない晩を狙おう

    星空を鑑賞するとき、なによりも邪魔になるのは月明かりです。ご存知のように月は毎日満ち欠けをしていて、もっとも明るい時が「満月」、もっとも暗い時が「新月」です。星空を見るためには、この新月の日とその前後4~5日くらいがおすすめです(月が昇る時間、沈む時間にあわせて、月明かりのない時間に星を見ましょう)。逆に満月の前後は、月が明るすぎて星がよく見えないのでおすすめできません。月の満ち欠けのことを「月齢」といいます。月齢はネット検索で簡単にわかりますし、スマホアプリもあります。
  • POINT2

    郊外の広い公園や河原などに行く

    街明りや常夜灯など人工の光を避けるため、少し都心から離れた広い公園や河原などに行ってみましょう。できれば自然公園のようなところがいいですね。1人だと防犯上の危険があるかもしれませんので、お友だち同士、あるいはご家族で一緒に行くのがおすすめです。
  • POINT3

    光を背にする

    広い公園でも、人工の光を完全に避けることはできません。まわりに明るいところがあったら、そこに背を向ける形で光が目に入らないようにするのがポイントです。暗闇の中にいると、だんだん暗いところに目が慣れてものが見えやすくなる「暗順応」という反応がおきます。完全な暗順応には30分~60分くらいかかると言われています。頻繁に明るいところを見るのは避け、少しじっくりと見てみましょう。
  • POINT4

    星座早見盤や星座アプリで星座を確認

    星がよく見えるようになっても、最初は星座がなかなか分かりません。「星座早見盤」と呼ばれる星空の地図のようなものや、スマホの星座アプリを使って、明るい星が含まれる星座から確認していくといいでしょう。ただ、スマホアプリの場合は、画面を明るくしておくとせっかく暗さに慣れた目が元に戻ってしまうので、画面を一番暗い状態にしておくことがコツです。なお、星座早見盤は書店などで数百円から購入できます。また、代表的な星座アプリには「Google Sky Map」「Star Walk」などがあります。

夜空のイベント流星群を楽しもう夜空のイベント流星群を楽しもう

皆さんは、流れ星(流星)を見たことがありますか? めったに見られない上に、一瞬で落ちてしまうので、実際に見る機会はなかなかありません。その流れ星が集中して出現するのが「流星群」です。地球の軌道がすい星の軌道と交わるときに、すい星の「ちり」が地球の大気とぶつかって発生すると、流れ星として見えます。大きな流星群は年に数回あります。

いまから近いものは、11月18日(土)の「しし座流星群」と、12月14日(木)の「ふたご座流星群」です。今年はどちらの日も新月に近く、見やすい条件が揃っているため、天気が良ければ大空のイベントを楽しめそうです。なお、流星群のときでも見られる流星の数は、1時間に数個程度です。気長に待ちましょう。

まずはこれを見つけてみよう。秋から冬の代表的な星座まずはこれを見つけてみよう。秋から冬の代表的な星座

カシオペア座、アンドロメダ座、ペルセウス座などの秋の星座は、ギリシャ神話のエチオピア王家の物語にまつわるストーリーになっています。一番見つけやすいのはカシオペア座なので、まずこれから見つけてみましょう。

また、少し季節が進むと冬の星座が登場します。冬の星座は明るい星が多いことが特徴で、オリオン座はすぐに見つけられるでしょう。そして、オリオン座のまわりを囲んでいる、おうし座、ぎょしゃ座、ふたご座、こいぬ座、おおいぬ座などが有名です。

楽しい星空観察をするためのポイント楽しい星空観察をするためのポイント

この季節、本格的な冬はまだ少し先ですが、寒さに身体が慣れていないため夜は非常に寒く感じます。星空観察をする際には、真冬に着るようなダウンジャケット、帽子、マフラーなどで防寒対策をしっかりしておきましょう。特にお子さんと一緒のときはご注意を。また、暗闇で歩くときに足下を照らしたり、さがし物をする際に、小型のライト(懐中電灯)は必ず持っていきましょう。

アドバイス:佐々木夏氏

『月刊天文ガイド』編集長(誠文堂新光社)
http://www.seibundo-shinkosha.net/tenmon/

同社では、天体観測の専門誌『月刊天文ガイド』以外に、初心者向けのガイドブックも刊行しています。星空観察のことをもっとくわしく知りたくなったら、以下の本を手にとってみてはいかがでしょうか?
  • 新版 よくわかる星空案内: プラネタリウム名解説者が教えてくれる
    木村直人
    1,400円(+税)
  • 星座がもっと見たくなる:ガールズ・スターウォッチング・ブック
    駒井仁南子
    1,400円(+税)