自宅で喫茶店の味!本格的なコーヒーの淹れ方を学ぼう

最近は「サードウェーブ」と呼ばれる新しいタイプのカフェや、コーヒー専門店が人気を呼んでいます。お店で飲むコーヒーはたしかに美味しいのですが、いつでも気軽に飲むわけにはいきません。専門店には及ばなくても、少しでも美味しいコーヒーを自宅や職場でも飲みたい、そんな願いをかなえるためにコーヒーの専門教育機関「UCCコーヒーアカデミー」で、コーヒーの淹れ方の基本を教えてもらいました。

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本格コーヒーも、コツさえつかめば難しくない!

ご家庭でレギュラーコーヒーを淹れる場合、ペーパードリップ方式が手軽です。ちょっとしたコツを覚えておけば、いつでも香り高いコーヒーを淹れることができます。

用意するもの(1杯分140ccを基準に説明します。)

コーヒードリッパー
1~2人用。「カリタ」「メリタ」などのメーカーがありますが、ペーパーフィルター用ならOKです。
ペーパーフィルター
1~2人用。ドリッパーのサイズに合うもの。
ドリップポット(または口の細いやかん)
お湯を細く出せる細口のやかんが最適ですが、専用のコーヒードリップポットが用意できればなおベスト。
コーヒー豆
「中細挽き〜中挽き」に挽いたもの。12g。
お湯
160cc(豆に吸収される分があるので、出来上がりよりやや多い分量が必要です)
キッチンスケール(はかり)
1g単位で量れるもの。
サーバー
1杯分だけ淹れるのであれば、なくてもOK。

コーヒー豆、お湯の量は、スケールできちんと量りましょう。

淹れ方

  • 1

    お湯は多めに沸かして、カップとドリッパーを温めておきます。サーバーを使う場合は、サーバーも温めておきます。

  • 2

    ペーパーフィルターは底と横の圧着している部分をたがい違いに折っておきます。こうすることで、ドリッパーに密着しやすくなります。

  • 3

    ドリッパーに粉を入れ、軽く振って平らにし、カップまたはサーバーの上にセットます。

  • 4

    沸とうしてから少しおいた(95度程度)お湯を、粉全体に少量注ぎます。お湯の量は20cc程度。ドリッパーから数滴のしずくが落ちてくるくらいが目安です。そして、20秒ほどそのままにして蒸らします。

  • 5

    蒸らしのあと、3回に分けてお湯を注ぎます。1回目は、粉の中心に1円玉ほどのサイズの円を描くように、細いお湯を注ぎます(80cc程度)。

  • 6

    湯が3分の1程度減ったら、2回目を注ぎます(40cc程度)。そして、また3分の1程度減ったら、最後に20cc程度を注ぎ落ちきったらできあがりです。いずれの場合もお湯は一気にいれないで、細くしずかに小さな「の」の字を描くように注ぐのがコツです。

  • 7

    できあがりです。冷めないうちに召し上がれ。

  • 粉の淵にお湯を注いではいけません。抽出した後の粉の状態をチェックしてみましょう。真ん中だけが凹んだすり鉢状の形になっていて、表面に細かい泡が残っていれば、成功です。

コーヒー豆の保存方法

コーヒーは、「湿度」「高温」「酸素」「紫外線」の4つの大敵にさらされると、味が落ちます。それを避けるため、粉になっているタイプの豆を買ってきた場合は、袋のまま密封容器にいれて、冷凍庫で保存するのがおすすめです。これで4つの大敵を防げます。また、一杯分(12g)ずつを小さめのジップロックに入れて、冷凍庫で保存しておくのもよいでしょう。毎回計量する手間も省けます。

さらに香り高いコーヒーを楽しむためには

豆を挽いて粉にしてしまうと、どうしても4つの大敵の影響を受けやすくなります。そこで味と香りにこだわる方におすすめするのは、豆を買ってきて飲むたびに挽くこと。だんぜん香り高いコーヒーが味わえます。コーヒーミル(挽くための道具)は、手動式なら2,000円程度から購入できます。

コーヒーの健康への効用がだんだん明らかに

「コーヒーを飲み過ぎると体に悪い」と思っている方はいませんか?
実は、最新の研究により、まったく正反対の結果がでています。
昨年(2015年)国立がん研究センターが行った大規模な研究により、コーヒーをたくさん飲む人ほど死亡リスクが低くなることがわかりました。がんについては無関係でしたが、心臓や脳血管、呼吸器などの疾患に関しては、コーヒーを1日3~4杯飲む人の死亡リスクがまったく飲まない人よりも24%も低くなることがわかったのです。
この理由については、コーヒーに含まれるクロロゲン酸という成分とカフェインが作用しているのではないかと推測されています。
ただし、これは1日3~4杯までの話です。いくらおいしいコーヒーを淹れられるようになっても、飲み過ぎには注意してください。

●講師紹介

川口雅也氏
UCCコーヒーアカデミー講師、UCCコーヒーアドバイザー
●取材協力:UCCコーヒーアカデミー
コーヒーに関する日本最大の企業、UCCグループが運営。いつものコーヒーをもっとおいしくしたい方から、コーヒーのプロフェッショナルを目指す方まで、「体系的に」「段階的に」コーヒーが学べる各種コースが用意された本格的アカデミー。東京と神戸にセミナールームがある。
http://www.ucc.co.jp/academy/index.php
●取材協力:UCCコーヒーアカデミー
コーヒーに関する日本最大の企業、UCC上島珈琲株式会社が主催。いつものコーヒーをもっとおいしくしたい人から、コーヒーのプロフェッショナルを目指す方まで、「体系的に」「段階的に」コーヒーが学べる各種コースが用意された本格的アカデミー。東京と神戸にセミナールームがある。
http://www.ucc.co.jp/academy/index.php