「ふるさと納税」とは違う?「ふるさと投資」って何?

「ふるさと納税」とは?

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「ふるさと納税」は平成29年度では225万人の適用者を超え、平成28年の1.7倍となり、かなり普及してきたことがうかがわれます。

「ふるさと納税」とは、「納税」といっても自治体に直接納税をする制度ではなく、応援したい自治体に寄附ができる制度です。手続きをすると所得税や住民税の還付や控除が受けられます。(確定申告が必要)

お金の使い道が分かった上で寄附が行なえ、さらに地域の名産品などの「お礼の品」がもらえる魅力的な仕組みです。

そして、気になる地域を応援する他の方法として、最近では「ふるさと投資」という手段が徐々に拡がりつつあります。

「ふるさと投資」について

「ふるさと投資」とは下記のように定義されています。

地域資源の活用やブランド化など、地方創生等の地域活性化に資する取り組みを支えるさまざまな事業に対するクラウドファンディング等の手法を用いた小口投資であって、地域の自治体や地域づくり団体の活動と調和が図られるもの。

※内閣府 地方創生推進事務局サイト より

文中にある「クラウドファンディング」という言葉が、「ふるさと納税」と区別されるキーワードになります。

「クラウドファンディング」とは、インターネットを通じて、不特定多数の個人から小口の資金調達を行う手法のことです。群衆(crowd)と資金調達(funding)を組合せた造語で、ソーシャルレンディング(social lending)とも呼ばれています。

クラウドファンディングは資金提供者に対するリターン(対価)の形態により、「寄付型」「購入型」「投資型」の3つに大別されます。

クラウドファンディング大別表

概要
寄付型 インターネットのウェブサイトを通じ広く寄付金を募る仕組み。
資金の活用状況はニュースレター等で受け取る。
購入型 購入者から前払いで集めた代金を元手に製品・サービスの開発、イベントの立ち上げ、購入者に完成した製品・サービスを提供する仕組み。
出資した資金は返還されない。
投資型 融資型
(貸付型)
企業や個人に少額の資金を集めて貸付けを行う仕組み。
資金提供者への対価は金利などの収益。
ファンド型 指定の事業に対して出資者を募る仕組み。プロジェクトの成果に応じた配当を受け取る。
期間中に株主優待のように商品や生産物、サービスを受け取れるものもある。
株式型 事業を行う会社の非上場株式に対して出資者を募る仕組み。
出資者は業績に応じた配当を受け取れる可能性がある。出資金の回収は株式の売却による。

「ふるさと投資」は上記の図でみると「投資型(ファンド型)」が多いようです。

「ふるさと投資」と「ふるさと納税」のメリットとデメリット まとめ

ここで「ふるさと投資」と「ふるさと納税」の違いを確認してみましょう。

「ふるさと投資」と「ふるさと納税」の違い(メリット&デメリット)

ふるさと投資 ふるさと納税
メリット
  • ふるさと納税より具体的なプロジェクトに投資できる。
  • 出資額以上の利益が得られる可能性がある。
  • 好きな自治体に寄附できる。
  • 使途を限定できる場合が多い。
  • 豪華な返礼品がもらえることが多い。
  • 寄附のため、負うリスクが少ない。
デメリット
  • 税の控除がない。
  • 出資額以上の利益には源泉所得税がかかる。
  • 元本保証型投資ではないので、事業計画進捗や事業結果によっては元本割れのリスクがある。
  • 税控除の手続きのために、一定の手間がかかる。
  • 自己負担額(最低2,000円)がある。
  • 最適寄附額の計算方法が複雑かつ所得確定前であるため、想定を誤ると自己負担額が増える。
  • 期待していない事業への寄附となる可能性あり。

地域の特徴や自治体・金融機関の体制、事業主の思いなども考慮しながら、「ふるさと投資」にかかわることが大事です。

クラウドファンディングの醍醐味と言えるのが、事業やプロジェクト単位に出資ができるため、まるで一緒に事業をすすめているかのように進捗を見守ることができることでしょう。
また、いくらを目標に出資を募っているのか、寄付金で何を実現したいのかといった将来像が明確なので、寄付金の使いみちをより身近に感じられます。

「ふるさと投資」を手軽にチェック! クラウドファンディングサイト

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「ふるさと投資」にはどのようなものがあるか、まずはクラウドファンディングサイトをチェックしてみましょう。

  • セキュリテ

https://www.securite.jp/

このクラウドファンディングサイトの仕組みと流れについては下のようになっています。

クラウドファンディング 仕組みと流れ

クラウドファンディング 仕組みと流れ

①好きな事業(ファンド)を選び、出資する
セキュリテサイトの情報等で好きな事業(ファンド)を選び、出資金をお振込み。セキュリテを通じて、事業者に資金が届きます。

②投資対象事業の進捗状況や特典を受取る
会員専用マイページにて事業進捗情報の閲覧の他、出資者限定商品や交流会、ツアーなどへのご参加。

③分配金を受取る
契約期間中の売上の一部を分配金として受取る。

「セキュリテ」サイトは、2000年に国内初のクラウドファンディングを開始したと言われ、ミュージックセキュリティーズ株式会社が運営する投資型(少額投資)のプラットフォームです。同社は元々音楽アーティストの発掘のために資金を募るファンドを運用していましたが、東日本大震災後の支援で成果をあげたことをきっかけに、地域活性化への事業支援を拡大しました。現在では多くの自治体や地域企業等がセキュリテ内でふるさと投資などを募っています。

最後に、過去に実施された様々なタイプの「ふるさと投資」の事例をご紹介しましょう。

下記のサイトから「事例集」を確認できますのでチェックしてみてくださいね。

  • 首相官邸サイト 「ふるさと投資」連絡会議 より

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/tiikisaisei/furusato/kaigi/

いかがでしたでしょうか。
気になる地域を応援する手段として「ふるさと納税」のほかにもクラウドファンディングといったこれから広がって行くと考えられる寄附や投資のかたちをご紹介しました。皆さんも気になる地域の応援にいろんな方法を試してみてはいかがでしょうか。
ただし、投資にはリスクもつきものですので、よく理解してから利用しましょう。

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